超偏食
私の娘は、離乳食の時は、普通に食べていました。
離乳食といっても、おかゆに青物野菜や、トマト、チーズなどを混ぜたおじやようなものが中心でした。
娘は食欲旺盛とまではいかなくても、とくに問題はありませんでした。
しかし、物心ついたとたん、かたくなに食べなくなりました。
食べるものといえば、白いご飯だけ、素うどんだけ。
「どうして?
”離乳食は食域を広げてくれるから、いろいろな食材を経験させよう”
”3歳までの食事が一生をつくる”と習ったのに。
保育園でも、その信念で働いていたのに。。。
離乳食は食べたのに、それから食べなくなるってあるの???」
※ 離乳食→普通食に変わる時、一時的に子どもが食べなくなるのは、よくあること。なんども食卓に上がることによって、食べるようになっていきます。
娘は、この普通の一時的な偏食の様子では説明できない、変わりようでした。
私の作る料理が美味しくないのかしら。。。
知り合いや友人が遊びにきてくれても、
人見知りが激しく、せっかくのお土産のお菓子も見向きもしない。
外食もほとんど食べられるものがないので、行くことがない。
大人からすると、なつかない、わらわない、よろこばない。
今思えば、かわいくない娘でした。
そして、たまたま覚えたインスタントラーメンの味に異常に固執します。
「このラーメン、ママのごはんより、おいしい!」
全人格を否定されたような言葉。
私の、食を仕事に選んだ人生を、どん底に落としてくれました。
インスタントラーメンのほうが美味しいだと???
自信喪失です。
まさか、自分の子どもにそんな言葉を言われるとは、思ってもいませんでした。
娘の一番好きな料理
私は、食べることが大好きで、食の道に進んだくらいですから。
子どもの頃から、食の苦労をしたことが、ほとんどありませんでした。
それが、我が子で、離乳食後から、つまずきっぱなし。
超偏食の娘を持つことによって、
はじめて「食に対する困難さ」を知ることとなりました。
お子様、ご自身の偏食体験を、ぜひお聞かせください。