12月10日長野県飯田市の児童養護施設の職員研修担当させていただきました
こんにちは、コバヤシヒロコです。
長野県飯田市にある児童養護施設 風越寮にて
「こだわりの強い子どもの偏食対応と食育の工夫について」
職員研修を担当させていただきました。
飯田市は四方を山に囲まれた地域です。
実際訪れてみると、
まるで山という母のような大きな存在に包まれているような、
安定感安心感を感じました。
日本アルプスの山脈が壁のようにそびえ立つ光景は、
海のある生活に慣れた私にとって、
とても新鮮で魅力的でした。
今回は、今年立て替えたばかりの施設におじゃましました。
職員の皆さんはとても温かく迎えてくださりました。
長く働かれている方も多く、
職場全体に和やかな雰囲気が漂っていました。
良い職場とは、こういうところなんだろうなぁと感じました。
「昭和のしつけは、令和は食育虐待?」
というテーマにて、
ベテランの職員さんが、
「そういえば昔は完食が当たり前で、
食べられない子は、
残したい料理を隠したりしていましたよね」
と話してくださいました。
また、施設長さんの、らっきょうのお話も興味深く、
施設長さんを思い浮かべると、
らっきょうも一緒に思い浮かんでくる今日この頃です
こういったエピソードをききながら、時代とともに変わる食の価値観をあらためて実感しました。
ひとつ、栄養士さんたちに労いの言葉がけを伝え忘れました。
子どもたちへ個別対応をされていて、本当に頭が下がります。
当たり前じゃないことを当たり前にされていて、すごいです。
私からも感謝の気持ちを伝えたいです。
「いつも栄養を考えた美味しい食事をありがとうございます」
今回の研修を通じて、私自身も多くの気づきをいただきました。
思えば、初めて神奈川県の児童福祉施設の栄養士さんの
研修を担当させていただいたとき、顧問の乳児院の院長先生に、
「こちらの世界へようこそ」
と歓迎してくださいました。
今では、その言葉の意味が少しわかる気がします。
まだまだこの世界は新参者ですが、
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
風越寮のみなさま、本当にありがとうございました。
白菜一玉、がんばって持って帰りました(笑)
翌朝、お味噌汁でいただきました。
とてもおいしかったです。